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がんサバイバーの方と高野山へ

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2016年、曼荼羅ワークをお伝えしだしたころに高野山へ行って参りました

 

人生、初の高野山でした

 

そして同行していただいた旅のお仲間は
全員が『がんサバイバー』の皆さんでした

 

 

つまり、なにかしらのがん患者さんですが

そうと言われなければ、

見た目には全く分からず

みんな、本当に明るく、元気で、優しい方々

 

会話をしながら胸の内で一人、思いました

 

 

*********

 

 

”どうしてこんなに笑顔なんだろう・・・

どうしてこんなに周りの人にも優しいのだろう・・・”

 

*********

 

 

素朴な疑問を抱えながらも

時は楽しく過ぎてゆきます

 

* 丹生都比売(にうつひめ)神社ご参拝
* 慈尊院特別護摩祈祷
* 高野山恵光院
* 高野山御廟奥の院ナイトツアー

 

 

そして全員が一緒に寝る部屋で

夜は自然に

「がんサバイバーカフェ in 宿坊」

 

その時、今回の高野山リトリートを主催企画された

キャンサーフィットネス代表の

広瀬さんがおっしゃいました

 

 

『ガンだからって悩んだり、暗くなったり
 ずっと不幸でいる必要はないでしょ?

 ガンであっても、明るく、元気に運動したり
 もちろん食事や薬や、その他気をつける事は
 たくさんあるけど、でもいつも幸せを選択する
 そう思って行動することはできるの』

 

 

頭を殴られたような衝撃でした、本当に。。

 

ここにいる女性たちは

この言葉をただ理念で思ってるだけじゃなくて

本当に日々、行動で実践している

 

全員それぞれが好きな運動をして

美容にも気を遣って、心も体も美しい

 

 

とことんまで落ち込んだ経験があるからこそ
とことんまでそれを吹き飛ばすくらいの

パワーを持っている女性たち

 

その生きてきた旅の途中には

同じ病気で戦ってきた仲間を

何人も見送ってきた、そんな辛い想いも

もちろんあった、と。

 

それでもそんな想いを胸に秘め

前を向いて歩いてる・・・

 

私が旅の最初に抱いた素朴な疑問は

あたかも溶けるかのように

サラサラと無くなっていきました

 

 

*********

 

明けて翌日

 

これまた早朝起床(*ノωノ)

 

 

* 朝の勤行
* 恵光院護摩祈祷
* 金剛峯寺拝観
* 奥の院特別護摩祈祷

 

高野山は至る所にお坊さんがいて

あちこちにいらっしゃっても

全く違和感がない、むしろ心地いい

そんな中

一人のお坊さんがおっしゃいました

 

 

『皆さんが今いる、ここ高野山は
 空海さんがお開きになった佛の国です

 だから、佛の心で過ごして下さい

 

 では ” 佛の心 ” というのはなにかというと
 今、足りてないものを数えるのではなく
 今、足りてるものを数える、ということです』

 

 

その他にもお話されたけど

 

ある一つの物事が起きた時

悪い面を見るのではなく

いい面を見て人生を歩んでいく事が大切、

というメッセージ

 

 

これって、昨夜聞いたことと同じメッセージ

キャンサーフィットネスの皆さんが

実際に行動してる信念と同じ意味だと

改めてずっしり心に響いたのです

 

 

古来女性は太陽だった、とは
いにしえから伝わる言葉ですが

生きていく上で一番大切な心のありようを
実生活にそのままがんサバイバーとして生きる
女性たちは、本当に燃えるような太陽だと。

 

 

そして、そんな様々な想いを包み込み
ただ、ただ、たたずむように在る
高野山は、本当の意味での聖地だと。

 

 

そして私もまた、今日ここから

自分の魂が誰かの役にたてるよう
そんな生き方を貫いていこうと。

 

そんな風に感じた、濃い有意義な旅でした

この経験が、2018年、わたし自身が脳腫瘍髄膜腫という告知を受け

現在も、髄膜腫がMRIで見て判るだけでも9個あります

脳腫瘍サバイバーとして生きるようになった今、この時のジュディさんの言葉が

大きな支えとなったことは言うまでもありません

人はどんな境遇であっても

自らの意思でどんな風に生きていきたいのか

選択ができる

今日もステキな1日をお過ごしください

 

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